社会は混沌としてきて、自分の道を見失いそうになる時代の中で、今回は2018年の展望をケビンにインタビューしました。到着地点は「素晴らしい時代」。そう話すケビンを見ていると、いろんな事が起こってもすべてワンネスに向かっていると感じます。

大変革に向けてついに動き出す!

中西研二 インタビュー

中西研二(なかにし・けんじ)●1948年東京生まれ。NPO法人『JOYヒーリングの会』理事長。有限会社いやしの村東京代表取締役。新聞記者、セールスマンなどさまざまな職業を遍歴の後、1993年に夢の中でヒーリングを伝授され、以来25年間で22万人を超える人々を癒し続けている。また、2004年9月にワンネスユニバーシティでワンネスディクシャという手法を学び、以来、この手法を通して、多くの人々がワンネスの体験を得る手助けをしている。2012年2月には、日本人のワンネスメディテーター6名(現在は8名)のうちの一人に選ばれ、以降ますます精力的に活動している。長年のヒーリング活動が評価され、2015年に『東久邇宮記念賞』を、同年『東久邇宮文化褒賞』を受賞。著書に『そのまんまでオッケー!』『悟りってなあに?』『あなたはわたし わたしはあなた』(共にVOICE刊)がある。

日本では初開催のO&Oアカデミーのセミナー

―――いよいよ2018年が始まりました。年初にO&Oアカデミーのコース「ソース&シンクロニシティ」が開催されます。いままでインドでしか受けられなかったコースを、今回初めて日本でも受けられるようになることで、いままでよりも多くの方が変革していくと想像されます。一足先にインドでコースを受けてきたケビンの感想はいかがでしたか?

O&Oアカデミーのセミナーが開催されるのは、日本では初めて

O&Oアカデミーのセミナーが開催されるのは、日本では初めて

中西 とにかく素晴らしいの一言でした。普通、我々が「意識」と認識している思考はほとんどマインドと呼ばれているものです。マインドは自己中心的で自分のことにしか向かわない意識です。自分の主張ばかりしているとエゴゲームにしかならないのです。エゴゲームを展開させていった結果、平和とは程遠い紛争に明け暮れることになるのです。個人レベルで言えば、親子関係、夫婦関係、人間関係など、社会で起きるトラブルはすべてマインドによるものです。だから我々がマインドを捨てない限り、理想的なユートピアの世界は得られません。

O&Oアカデミーの目的は、マインドの存在に気づくことにあります。

―――マインドからの解放は、人類の願いとも言えますからね。

中西 マインドが深く関わりすぎて、もうマインドそのものが「自分」だと思っている人がほとんどです。マインドはあくまで使うものです。使われてはいけないのです。O&Oアカデミーのコースに参加することでそのことがよくがわかってきます。そうすることによって自己中心的なマインドから解放され、おだやかな本物の幸せを味わうことになります。そのスピードがものすごい勢いで速まります。私自身、シュリ・バガヴァンと出会って、マインドからの解放をずっとテーマにやってきました。出会ってから14年になりますが、感情に振り回されることがだいぶ少なくなりました。

―――O&Oアカデミーで教わったことで、何か実践的なことがあれば教えてください。

中西 瞑想をする時間が増えました。通勤の電車の中や歩いているときなど、日常の中でつねに瞑想していますから、瞑想する時間が長くなりました。おかげで自分の中の平和な時間が増えて、体の疲労感も少なくなりました。

パワーアップした「5次元ヒーリング」とは?

―――それから2月には、パワーアップした「5次元ヒーリングインストラクター養成講座&ティーチャーズコース」が開催されます。『5次元を超える新技』とありますが、5次元を超えるとはどういうことですか?

中西 5次元という言葉の意味ですが、私たちが住んでいるこの世界は3次元です。3次元というのは、4次元で作られたこの世の原型を投影して見せている世界なのです。つまり3次元で我々がいま見ている世界を作っているのが4次元というわけです。そしてその原型の設計図が5次元なのです。

前回の「5次元ヒーリングインストラクター養成講座&ティーチャーズコース」の様子。今年もたくさんの感動が会場を包む!

前回の「5次元ヒーリングインストラクター養成講座&ティーチャーズコース」の様子。今年もたくさんの感動が会場を包む!

だから5次元の設計図をいじれば3次元が変わる……というのが、5次元ヒーリングでやってきたことです。

その上に6次元があります。それが設計図を思考する意思です。さらにその上は、個人の意思など無意味な宇宙の意思になります。それが7次元です。つまり、今回の養成講座に参加すれば、宇宙の意思が直接降りてくるヒーリングを受けることになります。

それはとても喜びにあふれたエネルギーです。なにしろ宇宙自体が喜びのために生まれたわけですからね。喜びの大爆発(ビッグバン)が起きて、生まれたのが宇宙です。

その喜びは至福そのものです。細やかな喜びがずっと続いている状態です。

精神性の高い人は弥勒菩薩のような微笑みを浮かべてつねに喜びにあふれています。あの微笑みの内側は爆発的な喜びにあふれているのです。

―――そうですか。ケビンの側にいると幸せな気持ちになるのは、喜びのエネルギーにあふれているからですね。

中西 2月の養成講座では会場全体がそうなりますよ。大切なことは「自分が何のために生まれてきたのか」ということなのです。宇宙からやってきて、何のためにこの地球で人類をやっているかということなんですよ。多くの人はその目的をいつの間にか忘れてしまって、有名になるとか、夢を叶える、金持ちになるなどの目先の思いに囚われてしまって、本当の目的は何だったのかを忘れてしまったのです。

マザーテレサが慕われるのは、自分(自我)がないからです。無心で人のために働いているからです。

「誰かのために役に立っている」ということは、生きている意味でもあります。皆さんにはヒーリングを使って、人の役に立ち、生きる価値を見出してもらいたいです。

ヒーリングは意識レベルで宇宙と繋がりますから、これからは、未来の医療の中心になっていくでしょう。皆さんは宇宙と繋がるパイプ役になってください。パイプ役は自我があって、屈折していてはできません。真っすぐなパイプから通ってきたエネルギーは素晴らしいヒーリングになります。

それを2月の講座では、全員にやっていただきます。

シュリ・バガヴァン「5月頃に素晴らしいことが起こる」

―――2018年の始まりには、たくさんのヒーラーが誕生しそうですが、ずばり2018年はどのような年になると思いますか?

中西 私は預言者じゃないのでどうなるかわかりませんが、シュリ・バガヴァンの話では5月頃に素晴らしいことが起こるようです。具体的にどういうことが起こるかわかりませんが、黄金時代に入ってからいろいろなところで大変革が起こるというのは、経済や政治をみても予感させるものがありますね。

現実世界としては、「危機」という形でやってくるかもしれません。例えば食糧危機が迫ってくれば、それにより食べ物の認識が変わるでしょう。それは変革のチャンスなのですね。

―――JOYヒーリングの会はどうでしょうか?

中西 1月、2月に大変意味のあるセミナーが立て続けにあることも大きなことですし、ワンネスビレッジも進んでいくことになるでしょう。

ワンネスビレッジの構想はだいたい皆さんと共有していますが、今年はいよいよ場所探しになっていくでしょう。自給自足が基本なので、農業は重要な産業になります。そうなると、どんな作物を作るか、農法はどうするかなども、土地によって変わってくるでしょう。そういうのを皆さんと一緒に土台作りしていきたいですね。

「お疲れさまでした!」と言われるその日まで

―――最後になりますが、ケビンは今年で古希(70歳)を迎えます。まだまだお元気ですが、この活動はいくつまで続けられますか?

中西 古希だけにこき使われるかな(笑)。

マインド的には「もういいかな」って思う気持ちもありますが、新しい時代のきっかけ作りくらいはしておきたいという気持ちが内側から突き上げてくるのです。未来の医療であるヒーリング。個性を生かしながら大自然の中での共同生活。新しい時代の「例えばこんな感じ」というイメージを残しておきたいですね。あとはディヴァインが決めるでしょう。「お疲れさまでした! あなたの地上における活動はすべて終了しました」と、その時がくるまで求められることがあればこの肉体を使っていきたいです。

―――これからもよろしくお願いいたします。

中西 こちらこそよろしく。みんなで素晴らしい年にしていきましょう。

 

「いやしの村だより」2018年1月号掲載