2011年8月号
被災地東北から、
覚醒の巨大な渦が…
嬉しい嬉しい季節が
やってきたようです
NPO法人JOYヒーリングの会理事長・ヒーラー
中西研二(ケビン)
すべては想念。放射能への恐怖心が世相を暗くする
人生とは筋書きのあるドラマと同じ、すべては決まっています。出来事も登場人物もすべて、あらかじめ決められていた人たちが登場しているだけです。
私の今回の人生のクライマックスは、カルキ・バガヴァンの登場によって始まりました。そしてとうとうヤマ場へと運ばれてきて、3・11東日本大震災の大惨事、そして福島第一原発による放射能汚染でした。聞き慣れない用語、測定単位の連続で当初は覚えるのに必死で、えらい時代になったなあとため息をついていました。ようやく冷静さを取り戻し、冒頭の教えを思い出したのです。マインドの中にすっぽり浸っていた「私」でした。強烈な出来事には、強力なマインドがやってくるんですね。そんな折、以前本誌でも対談していただいた大下伸悦さんのお書きになった『放射能被曝! 時代は変った。でも大丈夫』という題名の本に出会ったのです。その冒頭に「いつでも安心の場が用意されている。安全の場所がそこにある。」が目に入りました。続く言葉が「気付かないのは、それを見ようとしないからだ。放射能への恐怖心が世相を暗くしている。放射能は周波数を替えればいいということが、そのうち認識されてくる…。」「人生の軌跡は『感謝系の思いの場』と『不安系の思いの場』のどちらを定位置とするかによって劇的な違いを見せる。」この小冊子をあっという間に読んでしまいました。結論は、この世界の主役は想念なんですね。思いのまんまにすべてのものを引き寄せていきます。もし、放射能を怖がり、避難することや、絶望すれば、それに応じた体の反応や、状況が起こってきます。もちろん、子どもさんには、この論理は当てはまりませんから、しかるべき対応は必要でしょう。しかし、私たち大人は右往左往せず、人生を楽しむことですね。
東北の復興は世界が驚くほど早い
冒頭で述べたように、人生の筋書きは決まっています。それに対してああすべきだった、こうすべきだったなどといくら言ってもムダです。すべては決まっているのですから。私たちにできることは体験することしかありません。例えば、あなたが映画を見に行ったとします。スクリーンに映し出される物語に夢中になり、「そこだ、逃げろ! 早く、早く。ダメ、そっちには敵がいる」と、いくら叫んでも何も変わってくれません。そのこととよく似ています。決まったこと、あらかじめ決められたことしか起こってこないのです。マインドは、出来事のほとんどをジャッジします。しかも、ああすべきだった、こうすべきだったと永遠に考えています。
覚醒すると、そういうものは、一切消えます。出来事を、そのまんま体験していきます。感情がやってきても、その感情にとらわれることなく、怒りが来れば、そのまま味わい、それで終わります。悲しみが来れば泣きます。でもそれだけです。その瞬間を味わい切ります。日本中で集団でそうなりつつあるのを見つけました。被災地、陸前高田、大船渡の会場に集まってくる人たちです。大きな津波は、家、家族の人々を連れ去ったのみならず、他のものまで持っていったようです。Aさんは、「最初は、何もかもわからなくなったけど、あっ、生かされているんだ、と思ったの。そしたら内側から涙がこぼれて止まらなくなってしまった。そしたら今度は、笑いが出てきて、笑い転げてしまったんです」と話してくれました。その後のAさんは、前にも増して感謝があふれてきたと言っています。
毎月のように日本全国を回っていますが、陸前高田、大船渡の会場が最も楽しく、最も仲間意識が強いところで、かといってそれ以外のどんな人とでもすぐ仲間になれる、すごく明るい会場です。考えてみてください。家族を失い、家を失い、職を失って、そんなに明るく過ごせますか? それがバガヴァンの言う、
「世界が驚くほどのスピードで復興してきます」
ということにつながるのです。しかもアウェイクニング(覚醒)情態の人がたくさん登場してきました。やはり世界の東北に位置する日本、その日本の東北からアウェイクニングの巨大な渦が日本全国へ流れていきそうです。
とうとう嬉しい嬉しい季節がやってきたようです。各地で開催されるアウェイクニングの2泊3日コースは大人気で、たくさんの方が殺到しています。一度でも二度でも受けてみてください。
(合掌)