2011年1月号
覚醒は
準備が整った人から始まります。
ディヴァインに感謝して、
すべてを委ねましょう

NPO法人JOYヒーリングの会理事長・ヒーラー
中西研二(ケビン)

元旦の東の空に輝く金星が、今年のカギを握る

北東の鬼門(貴門)が開いた寅年が終わり、東から朝日を迎える卯年が開けました。正月早々、何か良い事が起きる予感にワクワクしています。

元旦早々、日の出は拝みましたか? 天気ならば、神々しいまでに陽光を放った初日の出を拝むことができたと思います。その東の空で金星が輝いていたことに気づかれた方はいたでしょうか? 実はその金星こそ2011年がどんな年になるのかを象徴する星なのです。

ワンネスユニバーシティの創始者シュリバガヴァンはかつてこう述べています。
「2004年6月8日に金星の月面通過(ヴィーナストランジット)という現象が起きる。さらに2012年6月6日にもう一度その現象が起こる。人類の悟りにとってとても重要な8年間になる」と。そのときまで、あと1年半と迫ってきました。しかも、2012年12月21日までは2年を切りました。

マインドとの葛藤からの解放

バガヴァンの提唱するワンネス運動とは、「人類の苦しみからの解放」がテーマでした。果たして、それまでに、それが起きるのでしょうか。

昨秋インドに行き、バガヴァンとお会いしたときに、
「人類の目覚め(アウェイクンド)が予想を上回るスピードで進んでいる」
と述べておられました。そのために自然災害や経済破綻、食料危機が延期されているとも。しかも今年1月、2月のプロセスから、さらに多くの人々が目覚めると語られました。皆さんはどう思われますか? 正直、日々の暮らしの中で、小さな違いで争い、心を乱していませんか?

テレビを見ても、新聞を読んでも争いが絶えたことがありません。それは個人個人の小さな生活空間から、国単位の外交上の問題まで、争い事が山積しているからです。しかも、お隣り韓国と北朝鮮の問題では、北朝鮮側から実弾による攻撃があり、死者まで出しています。尖閣諸島問題でも一時は一触即発の雰囲気さえ漂っていました。北方領土問題も解決の糸口さえ、まったく見えない状況になっています。国内問題に転じれば、民主党政権は、風前の灯といったところでしょうか。何を見ても、どこに行っても争い事は絶えません。

その大原因がマインドにある、という点では多くの人たちが気づいています。しかしマインドの力は強大で、考えのすべて、肉体のすべてをも支配し、生活のすべてを支配しています。ほとんどの人々がその苦しみと葛藤しています。

バガヴァンに出会って、自分の力ではどうすることもできない、解決には別の力が必要と知ったのです。このことは、とても大きな発見でした。もちろん、これまでの信仰者たちがずっと言ってきたことですし、別に新しい事実ではありません。しかし、少なくとも私は、努力することで道が開けると思っていました。

先哲たちの知恵も参考にしようと、たくさんの書も読みふけりました。しかし、そこから得たものは、自由、解放とは逆のこだわり、とらわれの鎧よろい、兜かぶとでした。瞑想にも取り組みましたが、戻ってくればマインドの嵐に襲われたのです。自己嫌悪、自己否定、絶望の日々が続いたとき、人は自らの命を絶つ、という無知がもたらす暴挙に出るのです。まさにその瞬間、私は聖なる存在に救われたのです。そして導かれるようにヒーリングの世界に誘われていきました。

覚醒は、ディヴァイン(聖なる存在)なしには得られない

初めてのヒーリングの奇跡に酔いしれる日々の中で「10年たったら役割が変わる」と告げられたのです。そして10年後、シュリバガヴァンと出会いました。バガヴァンは「人が覚醒するには、ディヴァイン(聖なる存在)の協力なしには成し得ない。そのディヴァインを降ろすのがディクシャだ」と言われました。

私は2004年10月からディクシャギヴァーとして活動してきました。その間5万人を超す人々にディクシャさせていただきました。今やその成果は、はっきり感じられる方が続々増えています。一言で言えば、悩みや葛藤で呪縛されていた人々がどんどん幸せになってきているのです。

10年以上も会話のなかった夫婦が、いつの間にかに会話の弾むおしどり夫婦になったり、人間関係に疲れ休職していた人が、今では職場に復帰し、夫婦仲もとても良くなったり等々、枚挙に暇がありません。最近では、マインドがやってこない状態を体験した人が現れています。

この状態についてバガヴァンはこう解説しています。「いったん目覚める、アウェイクンド・ステイト(一時的な目覚めのこと)に入ると、あなたはマインドから切り離されます。マインドはそこにありますが、あなたが物事を受け止める、受け止め方を彩る役目をしていません。なぜならあなたは現実をあるがままに体験しているからです」。この状態が15日間続けば、あなたは目覚めたことになります。

今、あなたがすることは「自分」をよく見ること

1月15日、福岡で行われるワンネスフェスティバルに参加する人たちには、それまで行うサダナが発表になっています。この内容は明らかに目覚めを意識したものです。この日、会場からアウェイクニング(目覚め)した人が大量に現れるのを私たちは目撃することでしょう。ディクシャを暗示している素晴らしい歌があります。SMAP(槇原敬之・作詞作曲)の「Love & Peace Inside?(ラブ アンド ピース インサイド)」です。ご参考までに。

人類の苦しみからの解放が秒読み段階に入ってきました。今の段階で私たちがすることは、内側に入って「自分」をよく見るということです。マインドがある限り、あなたの周りは喧騒の渦です。絶え間なく、正しい、間違っている、良い悪いを繰り返しています。目覚めは、準備が整った人から始まります。ディヴァインに感謝して、全てを委ねましょう。今、アウェイクニングのための集中コース(2泊3日)が1月8日~10日に東京で、岩手では2月に、伊勢は3月に企画されています。ふるってご参加ください。

(合掌)