2014年6月号
東京で
「日本を放射能から救う」会開催
全ワンネスメディテーター集結!
世界中から
祈りを集中させましょう

NPO法人JOYヒーリングの会理事長・ヒーラー
中西研二(ケビン)

親鸞の奇跡

今年も上越会場主催で「親鸞(しんらん)七不思議ツアー」に行ってきました。私にとって二度目となるこのツアーの目的は、親鸞聖人を通して植物や鉱物に残った奇跡が、八百年を経ても色褪あ せることなく続いているのを確認することでした。人間の知識が及びもつかないディヴァインの偉大さに気づき、揺るぎない存在を実感することでした。

親鸞聖人が越後に流されてきたのは1207年と言いますから、鎌倉時代ということになります。「南無阿弥陀仏」と唱えれば、善人も悪人も、えらい人も使用人も例外なく、誰でも成仏できるという教えですから、誰でも信徒になろうと殺到したことは容易に想像できます。今では、日本で一番信者の多い宗派になりました。しかし当時は、島流しの刑で流れてきた坊主の言う説法に耳を傾ける人は少なかったのも当然かもしれません。

鳥尾野というところで布教をしようとしたところ、誹ぼう、中傷が飛び交い、誰も来なかったようです。聖人は「此里(このさと)に親の死したる子はなきか、御法の風になびく人なし」と詠まれ、嘆かれました。それから竹の杖を地面に挿して、「我が弘(ひろ)むる所の法 若し仏意に袮(かな)はばこの枯竹必ず当(まさ)に根芽を生ずべし」と言われました。その後、枯れた竹は青々と繁茂して一大竹林となったが、不思議なことに、その枝は逆さに伸びていたと言います。

実際に目で見るといいのですが、竹は上に伸びず、頭をたれるように下に向かって伸びていっています。それを見た当時の人は、聖人の嘆きを受け留めた竹が頭をたれたのだと、今に伝えています。それが世に言う「鳥尾野の逆さの竹」の話です。

聖なる存在に全託する

私たちのワンネスの活動も、同じように簡単なものではありません。5000年もの長い間、人類を支配してきたマインドから脱皮することなど並大抵のことではありません。マインドと内なる存在は別のものという教えを腹に落としていなければ相手に伝わるはずはありません。まず私の内側に入って、両親との関係、先祖の関係、神との関係などをしっかり観る必要があります。なぜなら、そこに囚われがあれば、あなたはマインドに呪縛されているということになるからです。ですからこの作業を通して、「マインド=私」という構造になっていると知ることから始めていきます。やがて、すべての思考、感情がマインドであることに気づきます。同時に、自分ではどうすることもできない、マインドをマインドで解放させるなど、到底できないという真実がやってきます。そのとき、内なる聖なる存在を発見して、全託して生きることしか道がないと悟ります。

「オリッサの奇跡」を日本で

実は、今回のツアーで気づいたことがあります。親鸞聖人は、数々の奇跡を起こしましたが、ご自身が起こしたわけではありません。どの奇跡を起こす前にも、必ずこう述べています。

「わが真宗の御法、仏意に適い、念仏往生間違いなくば…」

親鸞は、聖なる教えの代弁者でした。ですから、聖人の意図に従って、聖なる存在、ディヴァイン・プレゼンスが起こしたのです。

11年前の9月にインドに行き、シュリ・バガヴァンに会わせていただきました。そして21日間のコースを受講し、最後にもう一度お会いすることができました。そのコース中に見せられたDVDが気になっていました。それは「オリッサの奇跡」と呼ばれているものです。オリッサの小さな村の若妻が、全身に転移した癌によって余命あと一週間と宣告されました。親族の一人が祭壇の上にあったオイルを、彼女の全身につけたのです。すると、不思議なことに一週間で完治。そのオイルは他のオイルに一滴入れるだけで、それも奇跡を起こすものになるとわかりました。今ではそのオイルを欲しさに全インドから毎日一万人も押しかけてきているそうです。私は、バガヴァンの教えを伝えるとき、奇跡を起こすオイルや水があったらと思い、シュリ・バガヴァンに

「日本でも“オリッサの奇跡”は起きませんか?」

「起きます。しかし、それを起こすのはあなたで、私ではありません。あなたが水やオイルを見れば、奇跡のそれになります」

それから11年、止まることなく奇跡の水はでき続けています。

重要なことがこの出来事に含まれています。ディヴァイン(聖なる存在)が何かを押しつけたり、命令したりすることは決してありません。すべては私たちの意志による選択なのです。ですから、あなたが何をしたいか明確ならば、そこに聖なる創造の意志が働いて実現する、ということです。

親鸞はこの創造の原理を知っていました。“強い意志を持ってディヴァインに働きかける”というシンプルな方法で、それは実現化します。

今、私たちの目の前で起こっているさまざまな出来事は、その創造の原理によってもたらされました。大地震も大津波も、そして福島第一原発事故も、すべて私たち人類が創ってしまったのです。その責任のなすり合いをしても、何の解決にもなりません。

日本列島を死の灰(放射能)が襲っています。たくさんの人たちが健康を害し、たくさんの死亡者を出しています。一刻の猶予もありません。このままでは人類の未来を背負う子どもたちに大きなダメージを与えてしまいます。

ワンネスメディテーター集結

私たちワンネスメディテーターはバガヴァンの命を請け、7名全員で「日本を放射能汚染から救う」ために集まることを決めました。7月27日、東京・有楽町の駅前「読売ホール」に集結します。会場にいる1000名の参加者と共に、日本を救うディクシャ水「祈りの水」を創ります。当日は世界中から同時刻に祈りを集中させてください。ふるってご参加ください。

(合掌)