2016年8月号
中国でも、
ワンネスの輪が広がっていく
NPO法人JOYヒーリングの会理事長・ヒーラー
中西研二(ケビン)
いやーすごい熱気で、相変わらず楽しい中国セミナーでした。
7月7日から13日までの1週間、上海に行ってきました。今回のテーマは、インナーチャイルドを癒やす、でした。参加人数84名、内、新規の人が40人を超えていましたから、とても新鮮な雰囲気で、楽しませていただきました。最近の日本での雰囲気はレギュラーメンバーで固定化され、新しい人が数人という感じでしたから、20年前のような勢いを感じさせていただきました。やっぱリ新しい風が吹くのは気持ちがいいですね。こちらも大いに刺激になりますし 、喜びも大きく伝わって来ます。主催のロゼさんは、8月は100人を超す参加者にすると意気込んでいました。
正直、自分が中国の皆さんに少しでも役立っているというのはうれしいものです。日本人には飽きられてきたかな、と時代の変化を感じ始めていたところなので、もう少し先に引退を延ばすこととなりそうです。
昨年から続いて来られている中国人参加者の体験談を披露します。この家族は、ご夫婦と小学生の3人で参加してきました。セミナーにたいへん感動して、終わった翌日の個人セッションに全員で入ってきました。日本と違ってセミナー代金も個人セッションも半端なく高いんです。多分100万円を超えるお金を掛けたのでしょう。それだけに真剣に、思いつめた表情で入ってきました。30代の、田舎からやってきた感じの女性が、初めに入ってきました。彼女の話では
「息子が学校に行かないんです。来年は中学校なのに困っています。しかも主人は怒りっぽく、子どもを叱ってばかりいます。私も主人やお母さんと喧嘩して、家の中がしっちゃかめっちゃかで困ってるんです」
次に入ってきたのはご主人でした。
「腹が立って仕方ないんです。商売もなかなか伸びなくてイライラしてるのに、子どもが学校に行かないと、それこそ怒りが爆発してしまいます」
今度は大柄な小学生が入ってきました。彼に私が質問しました。
「なんで学校に行かないの?」
「女の子にいじめられるんだ。ほんとに殴られるんだよ」
日本では考えられませんが、中国社会では当たり前のように起きます。女の子の方が強いんです。これは毛沢東の政策で男女同権を進めてきた結果、女性が手を出しても男は報復できないという習慣になってしまいました。
「家ではお父さんもお母さんも殴るから、もう嫌になっちゃった」
私はご家族全ての人の話を聞いて、それから全員を集めてアドバイスしました。長くなるので簡単に箇条書きにすると
- 子どもは、愛して、褒めて、認めて待って、で育ててください。
- 同じように満たされていない自分を責めず、あるがままをそのまま受け入れて、体験してください。
- 先祖解放をしてください。
大まかに言えばそれだけなのですが、それをきっかけに毎回のように来てくださいました。するとどうでしょう。それまで見られなかったほど家族関係がどんどん改善されて、来るたびに仲良しになっていきました。
前回は参加されなかったので、どうしているのかと思っていたのですが、今回もまたまた全員で来てくださいました。いつものようにセミナーから参加して、個人セッションも全員で入ってきました。しかし、ふさぎ込んだ家族はそこになく、笑顔の仲良し家族に変身していました。
「お陰さまで息子は、学校に通ってますし、主人が怒らなくなりました。私も体が元気になって、怒ったりしなくなりました。シェイシェイ」
ご主人のコメントが私を喜ばせました。
「先祖解放を始めて140日くらいになるのですが、最近では心の底から笑いがこみ上げて来るんです。全く腹が立たなくなりました」
さて問題のお子さんは
「中学生になって、学校には色々問題もあるけど、家ではお父さんもお母さんも怒らなくなったよ」
中国社会に、確実にワンネスの教えが定着してきています。もともとワンネスの教えは11年前から入っていますから、知っている人はそれなりにいます。しかしまだまだそんなに多くありません。少しでもお役に立てたらうれしいと思って活動しています。シュリバガヴァンの教えが本当に素晴らしいんです。これからも、さらに広がって行くと思います。皆さんもぜひ中国にご一緒しませんか? 受講生は20代から30代が中心ですから、情熱も半端じゃありません。刺激を受けることは間違いありません。若いパワーが時代を変えます。そして、世界を変えるには熱い情熱が必要です。私も情熱をもって走り続けていきます。
(合掌)