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2019年11月号
日本人が持つ特別な『優しさ』

NPO法人JOYヒーリングの会理事長・ヒーラー
中西研二(ケビン)

日本人が持つ特別な『優しさ』

台風19号は広範囲にわたって日本列島を直撃し、多くの被害をもたらしました。これを読んでいる仲間の皆さんのなかにも、その被害にあった方がいらっしゃると思います。紙面を借りてお見舞い、お悔やみを申し上げます。

私はその最中、今年2回目のティーチャー養成講座を三泊四日、江東区潮見で行っていました。直撃の12日はちょうどその中日にあたりました。

このセミナーでは、五次元ヒーリングの詳しい解説をし、そのやり方についても詳しく説明をさせていただきました。全国各地から参加されたヒーラーさんたちは、さらに優秀な癒しができるようになったことと思います。全国の皆さんは、その方たちのヒーリングをぜひ楽しみにしていてください。

また、私は今年から愛和道による癒しを打ち出しました。それは日本の心を世界へ伝えたいという思いからです。

日本人は世界中の遺伝子にない、日本人だけのYAP遺伝子というものを持っています。YAP遺伝子がどのような作用をするかは定かでありませんが、独特のものを持っていることは確かです。勝手な解釈ですが、それは『優しさ』だと私は思っています。日本人の優しさは群を抜いていると思います。もちろん例外的にそうでない人もいらっしゃるし、巷では争いごとも絶えません。

しかし、全体として日本人の中には人を許し、受け入れ、共に生きる心が備わっていると思います。たとえば何か争いごとがあったとしてもそれを一生持っていることはなかなか難しいことです。いつか忘れてしまい、結果的にはすべてを無かったことにする心があると思います。昔の人は争いごとが起こると、そのコミュニティの顔役が登場し「まぁまぁ、ここは私の顔に免じて無かったことにしてくれないか」と話を収める習慣がありました。

世界人類の中ではそのようなことは通用しません。どちらかが正しい、どちらかが間違っているという決着がつかないかぎり、争いごとをうやむやにしません。イスラエルとパレスチナ難民との戦いは、永遠に終わることは無いような気配です。それ以外にも、人種対人種、国対国の戦いが世界中で繰り広げられています。

日本人は、1945年の大平洋戦争が終結してから、ただの一度も他国との戦争をしていません。さらに憲法制定では、9条に書かれてるように永久に戦争を放棄すると宣言しています。その見直しを巡って議論が絶えませんが、いまもなお、その憲法は日本人の心を表現しているように思います。

日本人の精神性を世界へ

少し前になりますが、シュリ・バガヴァンとの個人ダルシャンの際、こんなエピソードがありました。私がいつものようにシュリ・バガヴァンへの感謝を述べ、質問をし、答えを得て、帰ろうとしたときのことです。

シュリ・バガヴァンが私を引き止め、「これまではあなたの質問です。ここからはわたしが質問します」と。私はどきっとしました。

「日本人はアメリカ人をもう許したのですか。インドでは相変わらずイギリス人のことを許しません」

「日本人ははるか前に許して、積極的に受け入れていると思います」

「なぜそんなに簡単に許せるのですか。日本人の精神構造はどうなっているのですか」

私の答えはともかく、日本人の許す力に大いに興味を持たれたのだと思います。

私たち日本人は常に相手を受け入れ、関係性をとても大切にし、許し、共に生きる、共に助け合う精神を持ち続けています。それこそが愛和の心です。優しい日本人の姿、それが私が世界に発信したい、日本人の精神です。

どうぞ、ヒーリングを通してそれが世界中に行きわたるようにと心から祈っています。

11月から始まる愛和道マスター養成講座では、この愛和道の精神を存分に習得していただき、世界に羽ばたくヒーラーをたくさん誕生させたいと思っています。どうぞあなたもご参加くださったら嬉しいです。

(合掌)