わくわくケビンのここだけの話わくわくケビンのここだけの話

2019年10月号
人生初の足止めを経験!

NPO法人JOYヒーリングの会理事長・ヒーラー
中西研二(ケビン)

人生初の足止めを経験!

人生初の強烈体験でした。台風15号の影響で、ついに足止めを食らいました。ヒーリングをするようになって26年。27年目に入っていますが、その間天候不良で足止めを食らったことはただの一度もありませんでした。9月9日は3日間の北海道帯広でのセミナーを終えて、夜の飛行機で帰宅する予定でした。ところが、残念ながら私の飛ぶ飛行機は欠航となってしまったのです。急遽もう一泊することになり、のんびりとした夜を過ごすことができました。

それはそれでおもしろい体験だったのですが、羽田空港に着いてびっくり。モノレールは長蛇の列、京浜急行にいたってはさらに大量の人があふれていました。少々迷ったのですが、京浜急行を選択しました。ところが、それからびっくりするような体験が続きました。あふれるほどの乗客と間引き運転している電車が、私の行く手を阻み、羽田空港を出発して品川駅に到着する頃には約二時間が経過していました。品川駅は品川駅で人であふれかえり、大荷物を抱えていたのでタクシーを選択しようとしたのですが、タクシーも長蛇の列。

あきらめて山手線で五反田駅に到着。事務所に着いたときには精も根も尽き果て、倒れるように酸素ルームで休ませてもらいました。

いやぁ、まさに人生でこれまで乗り物で苦労したことは初めてでしたから、ちょっと驚きました。感情は動かなかったのですが、今まで、いかに恵まれていたのか、気づかされ聖なる存在に改めて感謝させていただきました。

くくりの日に思ったこと

ひとつ疑問がわきました、帯広はとても広々としていて街中もほとんど人が歩いていなく、のんびりとした世界が広がっていました。天気にも恵まれ、食べ物が美味しく、冬の寒さがなければ帯広は天国だなぁと思いました。朝の連ドラ『なつぞら』は、十勝が舞台になっていますが、十勝が本当に素晴らしい場所であることは行くたびに感じています。

それに比べて私の住む埼玉県狭山市。そこは首都圏のベッドタウンとしてたくさん人口がいます。新宿まで行く電車はつねに満杯状態で、心が休まる環境とは言いがたい場所です。まして東京にいたれば、さらに人であふれかえっています。なぜこのようなアンバランスが起きるのでしょうか。田舎は自然環境の豊かさが広がっているのに、なぜゴミゴミとした都会に人は集まってくるのでしょう。それは、仕事場が大都市圏に集中しているせいであることはわかっています。私たちの頭は、働かなければ食べていけない、より収入のいい場所は首都圏にあると思い込んでしまっています。もちろんそれが間違いだとは言いいません。まったくその通りだとは思います。

しかし、生きるとは本当にそういうことなのでしょうか。この世界を創造した神は、人々にお金の奴隷になって働くことを願ったのでしょうか。大切なことはお金を稼ぐことなのでしょうか。あるいは、社会的地位を高めて名誉を得ることなのでしょうか。またあるいは、国家試験で資格を取ってその世界で成功していくのが大切なことなのでしょうか。老境に達した私にとって、それらのことはむなしい事柄のように思えます。

それよりも、大自然豊かな所で、優しい仲間と分かち合い、助け合い、励まし合って生きる世界が、本当に価値のあるものでないかと思うのです。あくせく働いてもどんなに社会的地位を上げても、それが心から幸せになることなのか疑問でなりません。私たちは、いつかはこの世界から消えてしまいます。物質的な全財産はあなたが亡くなったら、死後の世界には何も持っていけません。それに比べて、仲間と共に楽しく生きた人生の思い出は、その喜びと共にあの世に持っていける気がします。この余生、そういうことのために働きたいと思います。

一刻も早くいやしの村を作り、全世界のあらゆる人々と、人種を超え、国境を超えて共生できる世の中を作りたいと思っています。

それが2019年9月9日、くくりの日に改めて決意したことでした。

あなたは何を持って帰りますか?

私たちは、死んでも死ぬことはありません。最近の物理学の研究で、心が意識を創り出したというのはすでに否定されています。事実は、意識がこの世界のできる前に存在していたということです。

ということは、死後の世界は存在するということ。死後の世界にあなたは何を持っていきますか。人と競争し、負けて悔しい思いをしたり、勝ち誇ったり、そんな争いごとを持っていくのでしょうか。それとも分かち合い、助け合い、喜び合い、愛いっぱいに生きた人生を持って帰るのでしょうか。すべてはあなたの自由です。あなたがどう生きるか、あなた自身が選択する人生です。

この宇宙の創造主はあなたであることを忘れないでください。

(合掌)