2019年7月号
人は戦うことが好きなのか?
NPO法人JOYヒーリングの会理事長・ヒーラー
中西研二(ケビン)
人は戦うことが好きなのか?
日本を見ても世界を見ても、楽しいニュースが流れてきません。
高齢者が運転する車の事故の報道が連日のように流れていたり、通り魔殺人や、家族内の悲惨な出来事が起こったりしています。
国際的にも米中間の対立、イギリスのEU離脱問題……。各国とも国内外に問題を抱えています。自然現象も年々激しい変化を見せています。
このままいくと地球はどうなってしまうのでしょう。そんな心配をしている人がいらっしゃると思います。そちらに目をやれば、大昔からずっとこうであることに気づきます。
74年前、日本中の主要都市は焼け野原になり、世界中で何千万人の方が亡くなりました。その前も、そのまた前も。私たちの習った歴史のほとんどが、戦の歴史だったのです。恒久平和を理想とした日本国憲法も、何やら改正の声が日一日と強くなってきました。
人は戦うことが、平和より好きなのでしょうか?
そんなことはありません。誰もが心から平和を、安らぎを、いたわりあう愛を求めているはずなのです。それなのになぜ、どうして何千年もの間実現しないのでしょう。
その原因は「私」にあります。「私」が平和になれば、世界は平和になります。
「私」イコール、マインドです。マインドは自己中で、自分の欲求が満たされることを求め、他者を認めません。そのために家族内でも、地域でも、職場でも社会でも国家でも争いが絶えないのです。
マインドは、ちょうど川のように流れています。それを変えようとするから、 かえってそれに巻き込まれてしまいます。
ではどうするか、現状を打破するには、まず状況を知らなければなりません。そのために静かに座って、内側を見るのです。そこからすべてが始まります。見切れば、それが覚醒です。
阿寒湖で金龍族の総決起大会
これから多くの人が覚醒していくでしょう。その導きを強めるのが、O&Oアカデミーの活動です。
そして私は、愛和の象徴としての龍のエネルギーを起こし、一人ひとりの平和な心を呼び覚まして、愛、喜び、大調和の世界をこの世に実現しようと思っています。もちろん、簡単にできるものではないことは十分にわかっています。
これは人類の悲願なのです。実現が千年後、二千年後になろうとも、始めなければ決して何も生まれません。
その意味で「愛和道」をスタートしました。
7月5日から8日まで北海道阿寒湖で行う「愛和道」キックオフフェスティバルは、金龍族の総決起大会のようなものです。といっても戦うために立ち上がるのではなく、すべての人に夢と喜びをもたらし、愛と平和に導くことを目指そうというものです。
金龍が立ち上がれば、銀龍も立ち上がります。いよいよ時が来ました。
生きている限り邁進する
伊藤裕子さんという方が、静岡会場のイベントにご参加くださいました。
障がい者水泳教室ぺんぎん村というメディカルフィットネスクラブLENの主催者さんです。この方の育てた子どもたちが凄すぎるのにびっくり。その一人が、パラリンピックの水泳で金メダルをとった鈴木孝幸君です。彼は手足すべてに障がいを持った子です。
ユーチューブでの映像から、しばらく目が離せませんでした。
五体満足の私は、生きている限り愛和道に邁進(まいしん)しようと改めて決意しました……。
(合掌)