わくわくケビンのここだけの話わくわくケビンのここだけの話

2019年6月号
千年後にも語り継がれる

NPO法人JOYヒーリングの会理事長・ヒーラー
中西研二(ケビン)

千年後にも語り継がれる

毎日、たくさんの仲間と出会い、楽しい日々を送らせていただいています。

10年を超えるような長いお付き合いになった方々、最近知り合っても旧知の友と負けないくらい深いお付き合いができる方々もたくさんいらっしゃいます。私はなんと幸せ者でしょう。心からそう思います。そしてすべての出会いに感謝しています。

この春、桜をご覧になりましたか?今年は寒い日が続いたため、花持ちがよかったので長く観ることができましたね。桜の寿命は50~60年と言われていますが、中には千年も生き続けている樹もあります。有名なものでは奈良県にある佛隆寺の千年桜、山梨県本郷の千年桜、福島県の三春滝桜など数々ありますが、桜全体としては1%にも満たないでしょう。

私たちは、千年も生きられません。せいぜい頑張って生きたとしても百年がいいところだと思います。考えてみれば、あっという間の人生ですね。あっという間の人生を、どのように生きておられますか? 男性の皆さんは、毎日ギュウギュウ詰めの電車に揺られて会社に行き、働き尽くし、定年まで組織の奴隷になって、ようやく自由になり、そろそろお迎えが来るような人生なのでしょうか。そして百年、千年後にはあなたが存在したことさえ、誰の記憶からも消えてしまいます。

先日、テレビですごい人生を歩んだ人を知りました。

遠山正英さんという方をご存じでしょうか? この方は、中国の砂漠の大地の緑化に成功し、豊かな農地を蘇らせた人です。

その功績が称えられ、アジアのノーベル賞と呼ばれる聖マザーテレサ、ダライラマなど名だたる人たちが受賞されたマグサイサイ賞を受賞。さらに中国では、生前に銅像が建てられました。これは毛沢東と遠山正英さんの二人だけという栄誉でした。

遠山さんは、中国の農民が農地の砂漠化で、次々と餓死していく姿を目の当たりにし、なんとしても緑化したいと95歳まで取り組み、97歳でお亡くなりになりました。平成16年2月27日のことです。

この正英さんの偉業は、千年の後も語り継がれるでしょう。

この話の中で見逃してはいけないのは、「無私」の心で行ったということです。いま時代の寵児としてもてはやされている人の名も、やがては忘れられるでしょう。しかし、人々の胸を熱くし、感謝の心が自ずと沸いてくるようなものこそが、本物なのだと思います。

宇宙の始まりが想いの詰まった超微粒子だったことからも、すべてはひとつであったことを、科学は証明しています。

そして私たちの旅の唯一の目的は、ひとつに還っていくことです。

執着をなくし、自由に還る

時は令和の時代に入りました。神代文字を現在に伝えている安藤妍雪さんによれば、「令」とは「霊」。目に見えない世界を学び、浄め、この後の方針(歩み方)を決める重要な年になったようです。

「龍」は「流」です。例えて言えば、水の流れなのです。自由の象徴でもあります。あなたが、この世的な思考に囚われ、物に執着したとき、すべての自由が奪われているのです。物はいつか朽ち果て、腐敗します。あなたの内側には、永遠に生き続ける純粋意識が実在しています。それをあらゆる執着から解放し、自由になることです。そうすることで人類はさらなる高みへと飛翔していきます。

そのとき、アトランティス大陸は再浮上し、ピラミッドの謎も、スフィンクスの秘密の通路も開かれ、あらゆる宇宙意識の同胞たちとも「ひとつ」になっていく未来が開かれていきます。

いま私たちが「気づく」べきことは、宇宙における森羅万象はすべて意識が創り出しているということです。

「私」を喜びにあふれさせるためには「他者」を祝福し幸福に導くことです。なぜなら、他者にすることは、すべて自分につながり、自由になることに還ってくるのですから。

7月5日~8日に行われる「愛和道キックオフフェスティバル」は、争いのない平和で、喜びに満ちた世界へ第一歩を踏み出すイベントです。

千年後の未来も、最初の一歩から始まります。たくさんの人の参加をお待ちしております。

(合掌)