2011年11月号
10月28日、
喜びあふれるシフトの日
内側に向かっていきましょう

NPO法人JOYヒーリングの会理事長・ヒーラー
中西研二(ケビン)

世界の惨劇は古い体制崩壊の象徴

どうやらワンネスムーブメントも佳境に入ってきました。

去る10月28日、バガヴァンによれば、特別なシフトがある日と言われていました。この原稿を書いているのが10月11日ですから、突然に何が起こったのか知る由もありませんが、その日を境にアウェイクニング(覚醒)する人がどんどん増え続けるというのですから、すごい時を迎えました。28日はコールマン博士のマヤ暦の「本当の終焉日」と言われた日で、多くの人は不安と期待の気持ちでいっぱいになって迎えたことでしょう。結果は、人類史上希にみる喜びあふれるシフトの日になったことでしょう。

しかし、外側の世界を見れば、惨劇のような状態が続いています。アフリカ北部では、チュニジアに端を発してエジプト、そしてリビアのガダフィ政権まで倒される状況です。さらにソマリアでも内戦が続き、収拾のメドすら立っていません。

経済的な不安は全世界をおおっています。世界通貨の中心国アメリカは、いつ債務不履行になってもおかしくないほど、経済的落ち込みが激しく、社会の貧困層が「ウォール街を占拠しよう」をスローガンに全米各地で立ち上がっています。また、EUに目を向ければ、リーマンショックの余波からギリシャの経済破綻、ユーロの暴落、株価の軒並みダウンなど予断のならない状況です。そのあおりから、アジア市場も大暴落、通貨も暴落し続けています。

日本市場も深刻で、ドル、ユーロへの不信から、円相場は史上希にみる高騰となっています。まるで日本いじめのような円高は、貿易立国の日本に強烈な打撃を与えています。

さらに3月11日に起きた東日本大震災からの復興、福島第一原発の深刻な放射能被害。日本は今、国家的一大危機に瀕しています。

さらに世界中で起きている自然災害、太陽フレア活動の活発化など、まだまだ異常な状態が続出しています。

バガヴァンは、

「私たちが今目撃しているのは古い体制の崩壊です」

この後に来るワンネスな社会へのステップだと言っています。

願望はまず満たしてあげる

今年に入って、矢継ぎ早に発表になった数々のディクシャプロセスが、ワンネス・ユニバーシティの本気度を感じさせてくれています。まず、今年前半に発表になったバクティヨガ1、2は、マインドの呪縛から解放されるためにディヴァインに身を委ねて献身するためのものでした。

さらに今年半ばに発表になったアロギャディクシャは、アウェイクニングの前に健康になることが大切と、ディヴァインに委ねて身も心も健康になるというものでした。

さらに最近発表になった富のディクシャは、多くの人々を喜ばせています。バガヴァンは「人は誰でも自由に豊かに暮らすべきです」と、次のように述べています。

「あなたが目覚めていないのなら、目覚めていないように振る舞う必要があります。お金、財産、結婚その他に関して願望を描くのはごく自然のことです。そして願望を持つのは非常に健康的です。なぜならそこにはちゃんと『何々になる』というものがあるからです。セルフには『何々になる』というものが必要です。ですから、願望を持つことが害になるとはまったく思いません」

そして、それらの願望が満たされると、人々は、「バガヴァン、もう願望は充分です。私たちは何か、より高いものを求めています」と言うでしょう。

「ですから、私は人々の願望を満たしてあげようとするのです」

しかもバガヴァンは、ここまで言い切ります。「願望があるかぎり、あなたはそれに従うべきです。もしそれが満たされない時には、そこに何か問題があるかどうか調べ、それについてどうすべきかを考えるのです。(中略)そして、それらが適正なものとなれば、願望は満たされるでしょう。(中略)そうしたからといって、決して人々が言うように、あなたがスピリチュアルな人間でなくなるなんてことはありません。しかし、あなたの願望を抑えようとすると、かえってスピリチュアルではなくなるかもしれません。どこにも到達しないでしょう」

激動の中、ディヴァインに委ねて

私たちはアウェイクニング(覚醒)を求めていますが、その前に体験すべきものは体験すべきだと言っています。これを聞いて、どこかホッとした人も多いことでしょう。現実的な願望は、スピリチュアルな活動とは相反するものだという認識があった人も大勢いることでしょう。しかし、大切なのは、願望は満たすべきですが、あまり固執して渇望しないことです。それではとらわれてしまって、自由な思考、自由な行動を束縛されてしまいますから。

いずれにせよ、時代が大きく動いています。こんな時だからこそ、より高い次元の波動に導かれる必要があります。ディヴァインに委ねていくことが最も大切な時を迎えたようです。

先ほど述べたように、外側に見える世界は八方ふさがりで、ますます混乱が増しています。私たちの日本列島は放射能の飛散により、かなり汚染がひどいことが徐々に分かってきました。農産物、海産物等の汚染もひどく、暫定基準値の500ベクレルをはるかに超えるものが続出しています。海に放出した放射能汚染物質の量が、東京電力が発表していた4720兆ベクレルの3倍以上多い1.5京ベクレルだったことが日本原子力開発機構の発表で判明しています。農作物も海産物も食べる物すべてが汚染された状況ですから逃れるすべはありません。今こそ内側に向かっていくときです。

(合掌)