2016年9月号
変化の時代を生きる私たち。
その先にあるのは…
NPO法人JOYヒーリングの会理事長・ヒーラー
中西研二(ケビン)
変化の時を迎えて…
「change」、アメリカのオバマ大統領のキャッチフレーズにもなっていますが、どうやら時代は変化の時を迎えているようです。
スピリチュアルリーダーと言われているたくさんの方々が異口同音にそんなことを言っています。確かに今の地球の状態は、極限に達しているように見えます。「愛の星」地球から、「断絶の星」。
飽食の時代を迎え、大量の食べ物を捨てているのに、かたや貧困と飢えに苦しんでいる現状です。
先頃も国連が、イエメンとシリアで7000万人が餓死する恐れがあると発表しています。
このままでは「愛の星」は消滅してしまいます。
しかも時代の動きはますます加速している感じがします。大昔、私たちの先祖は、日々飢餓の恐怖との闘いをくり広げていました。あるいは肉食獣に襲われる恐怖が大問題だったのです。今は経済的な不安が、人々を苦しめています。
こんなとき、マインドは不安になってありもしない恐怖を作り出します。今のままでいいのだろうか、何かを変えなけばならないのではないかと考え、あの人、この人と師を求めてうろつきはじめます。そのことはその人の人生ですから構わないのですが、いつまでそれを続けていても、外からは見つかることはありません。
私もそうでした。長い間師を求めてウインドウショッピングを続けていました。たくさんの師に出会いました。私の人生に大きく影響を与えてくださった方々ですから、どなたも素晴らしい人たちですが、どなたとも現在付き合いはありません。
正直に言えば、「もう来るな」と追い出されたのです。
そして2004年にシュリ・バガヴァンと出会いました。この人こそ我が師、やっと求めていた存在に会えたと、全身全霊で感動したのを、忘れることはできません。
真理を語る聖者は大勢いますが、それを体験させてくださる方は、シュリ・バガヴァンしかいませんでした。しかもワンネスの教えは、不安、心配、恐怖や葛藤から完全に自由になれる方法を伝授してくださっています。そこがすごいところです。
完全なる自由とは
私は今、とても楽しい人生を過ごしています。私は何の努力もしていません。内なるディヴァインがディクシャによって脳の手術をしてくださったお陰です。デイリーティーチングの中にこんなのがありました。
「反対のものがなければ、創造はありえません」
人と神は極と極です。ディヴァインは、人を覚醒させることが使命なのです。
逆に私たちは、ディヴァインにすべて委ねることが最高の人生なのです。
そして最終的には、ディヴァインとひとつになること。そして完全なる自由を得ることなのです。
完全なる自由とは、何の束縛もない状態です。ということは、教師も師も消えて、道もない。そこに道を作り、あなた好みの神を創造していくのです。
創造主はあなたです。
シュリ・バガヴァンは、私たちの前から消えていきます。なぜなら偶像化され神格化されるのを避けるためです。次は私たちが伝えていくことになります。
人類と、同じ星に共存するすべての生命とともに生きる日、私たちは神とひとつになって別の星に旅立つことになるのでしょう。
(合掌)