2021年2月号
大きく世界が変わる
NPO法人JOYヒーリングの会理事長・ヒーラー
中西研二(ケビン)
大きく世界が変わる
本当だろうか? にわかには信じがたい出来事が、今進行しています。
アメリカの大統領選から始まった世界を巻き込んだ、歴史的大事件が進行しています。この文章は1月13日の時点で書いています。大統領の就任式が20日ですから、その間に起こったイベントが何もわからない状況です。本来なら、結果を見てからこれを書きたかったのですが、締切の関係で仕方ありません。
なぜ? 世の中の仕組みがこうなるの?
考えてみれば、子どもの頃から世の中の不公平さに疑問を持っていました。父が新聞を見ながらため息をついたり、怒ったりしているのを、何度も目撃しました。
高校時代には、赤十字奉仕団の活動で献血運動をしました。
そのとき、「黄色い血の恐怖」と言って、生活苦から自分の血液を売る人たちが大勢いることを知りました。なぜ黄色い血と呼ぶかというと、採血は1回に200cc、2カ月に一度しかできないことになっていました。しかし生きるために必死だった人たちは、当時の1日の日当より高く売れる血液を売ることで、生きながらえていたのです。
ですからこれは、毎日のように採血をして、血が黄色くなってしまうくらいだったことを比喩した言い方です。
素朴な疑問として、そういう人たちがなぜ存在するのか? 政治はどうして助けてあげないのか? わかりませんでした。
今よりもっと貧富の差の激しい時代でしたから、多くの人が疑問に思っていたと思います。当然、売血によって得られた血は、栄養失調だろうし、血清肝炎などの感染の恐れもありました。ですから、献血運動が必要だったのです。半世紀を経た今では、献血は当たり前のものになっています。
余談ですが、その頃の赤十字中央血液センターの所長が、森下敬一先生でした。行くたびに話してくださって、とても優しい方でした。後年、お茶の水クリニックを開設されたのは、人づてに知りました。
その後大学に行き、学生運動と出会うわけです。私は、単に定員を大幅に超えて入学させる大学のやり方、学費を値上げしてくることに怒りを覚えて立ち上がるのは当然のことと、何の疑問も感じず、同じ思いの仲間たちと連帯していきました。世間は私たちのことを新左翼と呼び、安保反対、ベトナム戦争反対など、まさに政治運動の渦中にいたのです。
愛と尊敬と感謝こそが世界を平和に導く!
今思えば、左翼こそインテリゲンチャのステータスになっていたんだと思います。訳もわからず、政治問題を語ることが、カッコ良かったんだと思います。
インターナショナルな考え方が悪いとは、今も思いません。しかし、ナショナリズムを否定した当時の考え方に落とし穴があったんです。
親への感謝、社会への感謝、ひいては国への感謝があって、初めて世界の国々を尊敬することにつながり、それこそが世界を平和に導くという、当たり前のことが、わかりませんでした。
私たちの世代には、まだ第二次世界大戦でメチメチャになった世界の記憶が残っていましたから、愛国こそ危険思想だと、固く信じていました。
トランプ大統領が左翼が危険思想だと言うたび、違和感を感じていました。
ようやくわかりました。私たちの戦後教育こそ危険思想だと思います。小学校でも中学校でも、親を愛し、郷土を愛し、国を愛することを誰も教えない。これがカバール、フリーメイスンたちの政策だったんです。
これによって、国民を分断し、結束力を弱めることで、世界の支配者に従順な人たちを育ててきたわけです。そこにスクリーン、スポーツ、ゲームアンドセックスで愚民化を図ってきたんです。
やっと目覚めました。もう騙されません。私はヒーリングを通して、すべての人と繋がっていこうと思います。愛と尊敬と感謝を持って!
(合掌)