2020年12月号
老化は病気?若返りが現実に
NPO法人JOYヒーリングの会理事長・ヒーラー
中西研二(ケビン)
老化は病気?若返りが現実に
食欲の秋です。たくさんの木の実や、穀類、キノコなどが食卓を彩ります。私もこの時期が楽しみで、毎年堪能しています。
それは、大好物の蕎麦。お気に入りの蕎麦屋でシンプルな盛り蕎麦を味わうと、生きててよかったぁって思いが湧いてくるのは私だけではないと思います。
しかし、最近では季節感がどんどん薄れてきていますね。ほとんどの食べ物が一年中食べられるようになったため、だいぶ季節を味わう喜びが、以前ほどではなくなったように思います。
古人は季節の移ろいと、もののあは(わ)れ、人生の儚(はかな)さを歌にしています。
わたしも72歳、そろそろ晩秋と言える年齢になってきました。
ところが、最近読んだ本で衝撃を受けました。『LIFE SPAN( 老いなき世界)』デビッド・A・シンクレア著。
この本では、老化は病気という捉え方をしています。後半は、専門的な話がわかりやすく展開されています。いずれにせよ、私たちの願いである若返りはすでに現実化されていることがよくわかります。
現に、私も、その中のひとつNMN( ニコチンアミドモノヌクレオチド)を使用して、体が若返ったのを感じています。
実際に医療の現場を取材して
これに気を良くして、さらに求めたら、「肝細胞培養上清治療」というものに出会いました。
これは、子どもの乳歯を使う治療方法です。東京で数件やっているクリニックの中で、最も安く治療しているクリニックに取材に行ってきました。
そこは、グラグラしている子どもの乳歯を抜いて、それから歯髄を取り出し、培養した液を使用します。
その効果は、目を見張るほど素晴らしいもので、アルツハイマー・認知症の予防細胞分裂の促進、皮膚再生、育毛、シワの改善、抗炎症、創傷治癒、血流改善、発毛、育毛、血管新生、組織修復、神経細胞の維持、細胞損傷時の修復、脳神経機能回復の促進、老化防止などなど。
近い将来、人の寿命は飛躍的に伸びることになりそうです。ワクワクしませんか?
「今」を生きることそこからすべてが始まる
肉体の維持という点では、目覚ましい進歩を科学はもたらします。
しかし、私たちの内側の意識は、それとは別で、何もしなければまったく成長はありません。
あなたは、今、自分の意識の状態がどうなっているかを観察していますか?
そのことがあなたの人生に大きな影響を与えます。
たとえば、私たちは、湧き上がってくる感情に支配され、自分でもどうすることもできないほど振り回されることがあります。相手から言われた言葉や態度が許せなくて、感情を露わにしてしまいます。そのときのあなたは、「今」にいません。「過去」に囚われています。
あるいは、このままだとどうなるんだろう、とか、大地震が来たら、とか。「今」に生きずに「未来」に行ってしまっています。内側を観察することは、今を生きることにつながります。覚醒も悟りも、今を生きるところから始まります。
季節の移ろいを楽しみながら、今を生きましょう。
(合掌)