2007年10月号
人類すべてが
至福の涙を流す瞬間まで、
ヒーリングの旅を続けたい
NPO法人JOYヒーリングの会理事長・ヒーラー
中西研二(ケビン)
二度目の上海で改めて中国を想う
二度目の上海は、さらに熱いものを感じて帰ってきました。今回は上海だけでなく、常熟(チャンシュウ)にも二日間行き、中国では初めてセミナーもしました。少しは中国人気質を分かっているつもりでしたが、やはり、その積極性はこちらが圧倒されるほどすごいものでした。でも日本も中国も同じですね。皆さん、感激して大泣きする人もたくさんいました。通訳の方も通訳する前に泣いてしまっている始末で、私のセミナーをなんの違和感もなく、受け止めてくださいました。ヒーリングも抵抗なく、日本人よりもむしろ素直に聞き入って、分からないところや、疑問を持ったら妥協なく質問してくれます。曖昧さを残さず、すべてを理解すると、すごく感激してくださいます。特に泣き始めるととことん涙を流す姿に、もしかしたら私たち日本人が失ったかもしれない純粋性を持っているような気がしました。二度目の中国でしたが、ますます私の中の中国が大きくなりました。
そうそう中国人は、まったく抵抗なく〝ケビン〟と呼んでくれましたよ! その点でも中国人の方が純粋でした(笑)。
最終日には「次回はいつ来てくださるのか? その時は最低3都市に行ってもらうので6日間は時間をください」と言われてしまいました。三度目の渡中は来春に実現しそうです。
いつも感じることですが、私のしていることは多くの人の協力がないと決して成功しません。いかにワンネスディクシャが素晴らしくとも、ヒーリングが楽しくても、それを広めるお手伝いをする方々がいなければ、どうすることもできません。最初に私を上海に呼んでくださった千種千加枝(える)さん、小川道子さんには頭が上がりません。中国のマーチンさん、ニラヤさん、そして常熟(チャンシュウ)に呼んでくださった沈勤(シェンチン)さんにも同様に心から感謝しています。ありがとうございました。謝々。
私たち日本人は島国ですから、外に出てみなければ、外国のことは分からないことが多いようです。テレビや新聞等で少しは分かることもありますが、実際に自分の足で歩き、人々と話し、体験しなければ分からないこともたくさんあります。逆に日本のこともよく分かってきます。日本人の優しさは、すべてを融合する時には、とても貴重な役割を持つだろうと思います。「中国人の積極性と日本人の優しさが一つになったらすごいね」とは一緒に行ってくださった菊池静流さんの感想ですが、私もまったく同感です。いずれにせよ、これからは日本のことだけではなく、どんどん近隣諸国に目を向ける必要があります。
ヒーリングは内側の気づきにある
もちろん、日本人すべてのワンネスが、まず大切です。そのためには一人ひとりが内側を解放することからしか始まりません。「自己とのワンネス、家族とのワンネスが進めば、外側の世界に大きな影響がある」と、バガヴァンは言っています。今回掲載したアナンダギリ氏もそのことを特に強調しています。
「人間関係が成長するということは、人間関係の中に恐れがなく、心のしこりがなく、罪の意識がないことです。そうなった時に物質面での成功、心の面での成長があります」
そしてその先に愛が成長し、絆がより強く結ばれ、至福に至る、ということです。自分のことにとらわれているばかりでは決して悟りは来ないようです。
私はヒーリングを14年し続けてきました。言い換えれば人々の苦しみと共に歩み続けました。私にできることなんて何もなかったのです。人々が訴えて来る事に何一つ解答を出したことはありません。体の痛み、苦しみでさえ治すことはできませんでした。ただ、したことと言えばその人と共にその痛み、苦しみを味わいました。結果として痛みや苦しみが癒されたりはしましたが、決して私が治したわけではありません。その人自身の内側の気づきが癒したのです。それを見守っていたにすぎません。しかしたくさんの奇跡をこの目で、この体で体験させてもらいました。それが私の至上の喜びになっています。
これからも私を必要とする人がいる限り、呼ばれればどこまでも行こうと思っています。そして人類すべてが至福の涙を流す瞬間を味わいたいものです。それを実現するために、目の前で必要としてくれる人に会い続けたいと思っています。共に生きる体験の先に本当の愛が見えて来るような気がしますから。
金銀ペン、ますます加熱しています。今回の中国でも大人気でした。東京で行う第一回目の金銀ペン使い方講座は、90名の会場を借りたのに大量のキャンセル待ちとなりました。また今月17日に発売される『ミスティ』という雑誌の巻頭グラビアに恥ずかしながら小生が載ります。よかったら一読してください。また金銀ペンで手相を描いて有名になった川邉研次先生は『午後は○○思いっきりテレビ』の出演が決まったそうです。ますます大ブームになること間違いありません。楽しんで、みんなが喜びにあふれたらこんな幸せなことはありません。
(合掌)