2007年1月号
「感謝」することは、
意識向上の助けになります
─バガヴァン

NPO法人JOYヒーリングの会理事長・ヒーラー
中西研二(ケビン)

ディクシャでフリーターから脱出し、大学受験に挑戦!

2007年が明けました。ヒーリング行脚を始めてから14回目の正月を迎えられました。

ヒーリングを始めたとき、こんなにも長く全国を回ることになろうとは思ってもみませんでした。それにしてもこの長い年月、ボランティアで支え続けてくださったお世話係の皆様には、何とお礼申し上げていいか、言葉につまります。本当にありがとうございます。

さて、今年はディクシャ活動を開始してから3年目に入ります。先月号でもお伝えしたとおり、理由のない喜びを感じ始めている人がどんどん増えています。私の内側では、もうディクシャの有効性をまったく疑う余地がないほど、確信しました。ですから今年は、さらに活動範囲を広げていくつもりですのでよろしくお願いします。

ところでディクシャの驚きの効果を表す報告が届いたので、皆さんに披露しますね。

この人は、高校時代は病気で、ほとんど学校に行かずに卒業し、それから3年間はフリーター暮らしだったようですが、ディクシャを受けてから急に「大学へ行きたい」と思い立ち、昨年4月から予備校に通っています。昨年10月14日、久々にメールが届きました。

「お久しぶりです。Aです。私は今年春から予備校に通い大学入試に向けて勉強しており、スピリチュアルのスの字も忘れかかっていたのですが、やっぱり奇妙なのでご報告します。とにかく妙としか言えなくて。
5月の時点で偏差値38だった国語が、先月の模試で69・9まで上り詰め全国トップの1位なんですよ!」
これには私もびっくりでした。この何年間のAさんを知っているだけに嬉しさが込み上げてきます。さらに続きがあります。

「あとは彼氏が…今までに靴を3足もくれて、服も高いのをたくさん買ってくれて、あのヴィトンのバッグを2つも買ってくれて、大学に合格したらさらに買ってくれるとか言うんですよね。(中略)私の彼は、私に会って帰るときに泣きながら帰って行くんですよ。私みたいな素敵な人はいない!ってあちこちに自慢しているそうで…。しかもディズニーランドのペアチケットが当たったので受験が終わったら遊んできます。とにかくディクシャってすごいですね…。ありがとうございます」

彼女の楽しそうな姿が目に浮かびます。受験の方もきっと合格して、春には素敵な笑顔で現れてくれるでしょう。

「感謝の日」に届いたバガヴァンからのメール

ところでこのメールが届いた11月14日は、バガヴァンが「感謝の日」と呼んでいる一年の中でも貴重な日でした。この日に向けてバガヴァンはビデオレターを配信しました。それを仲間の上川勇一郎さんが翻訳してくださいましたのでお伝えします。

「私は常にこのプロセス(ワンネスへの気づき)が神経生理学的なものであると言ってきましたが、あなたが感謝の状態に入ると、脳自体がより優れた器具として機能します。そしてこれはあなたの意識状態を向上させるための大きな助けになります。

感謝がないとき、脳はひとつの質の劣った臓器になってしまいます。助けにはなりません。当然他にも『感謝が大切である』理由があります。あなたが人に感謝するとき、実際にあなたを助けた人たちは何かしらの形、あるいは感覚でこの感謝を受け取り、あなたは彼らの祝福を受けます。これがプロセスを助けます。この感謝の意を持つ人の方が、持たない人よりも早く進むことを私たちは体験から知りました」

「与えて与えられる」という宇宙のルール

もうひとつ昨年暮れに大きな気づきを与えてくださった報告がありました。それは、この欄で何度もお伝えした、広島牡蠣(カキ)の養殖をしているTさんからのものでした。

ご承知のようにTさんは、2004年11月から「奇跡の水」を使っています。というのはTさんはディクシャの始まる3年前からヒーリングの会に来られていました。

瀬戸内海で赤潮が発生したり、年々汚れていく現状を憂い「何とかしなければ瀬戸内海が死の海になってしまう」と水の浄化方法を質ねに来られたのです。

そのため、インドから帰国して最初に広島に行ったときに、「奇跡の水」をお渡しして試してくださるようにお願いしました。

結果はまず、(1)排水口周辺の海のヘドロが消え、きれいになった (2)稚貝が魚類に食べられるという被害が続出したのに、Tさんの被害はほとんどなかった (3)台風でも養殖いかだが壊れなかった (4)丸2年赤潮が発生していない (5)ノロウイルスにもTさんの牡蠣だけが感染していなかった、等々。

もちろん牡蠣は、大ぶりでころころ太った最高のものが出来上がっているそうです。この話にあやかろうと周辺の養殖業者も何軒か「奇跡の水」を使い始めたのですが、結果はTさんの所ほどには成果が出ていないそうです。

その原因について考えてみると、Tさんは、自分の所だけではなく、瀬戸内海がきれいになってほしいと、毎日20tも撒き続けてきたのですが、それ以外の人は自分のいかだだけに撒いているようです。

「与えて、与えられる」これが宇宙ルールなんですね。もし他の存在から何らかのものを得ようと思うなら、先に自分のできることをしなければ得られません。私たちが働いた報酬を受け取るように。

「奇跡の水」にはワンネスをもたらす作用があるようです。ですから、「自分が」「自分が」という分離意識を応援しません。「分かち合い、助け合う」意識に大いに反応します。この水を使うとライバルに勝てるというような競争意識をあまり助けないようです。以前から人によってすいぶん結果の出方が違うのがなぜなのか、ずっと気になっていましたが、どうやらその原因が明らかになってきました。

(合掌)