2006年11月号
NPO法人「JOYヒーリングの会」
発足にあたって 改めて、
「あるがままに、誠実に」生きる

NPO法人JOYヒーリングの会理事長・ヒーラー
中西研二(ケビン)

NPO法人「JOYヒーリングの会」として改めてワンネスを目指す

長らく皆様に育てていただいた「中西ヒーリングの会」がNPO法人「JOYヒーリングの会」として生まれ変わります。

思い返せば1993年冬に夢の中でヒーリングを伝授されて以来13年間、呼ばれるままに全国どこにでもスケジュールの許すかぎり、飛び回って来ました。 「中西ヒーリング」 という名前も、誰彼となくそう呼び始めていました。今から9年前、 「(株)いやしの村」 が創業。この会社は、その頃の全国の仲間の間に 「いやしの村」 を創ろうという気運が高まり、それを形にするため発しました。そのシンボルゾーンとして、全国の仲間の共同出資で 「いやしの村・喜楽楽」 が建設されたのです。その運営と、全国的に建設、発展していこうという目的で活動しています。そして8年前に 「ヒーリングの会」 を発足させ、仲間の交流の場作りとして 「いやしの村だより」 を発刊することにしました。発足当時は、それこそ数百人の会員で、手書きの便りの発行程度だったのですが、年々増え続け、今では会員総数では、7500人を超えています。すでに個人的な集団というより、社会的な意義を持った団体に発展するべきということで、NPO法人化するに至ったのです。

それに伴って名称も個人名をやめ、「JOY(ジョイ)ヒーリング」 と改名させていただくことにしました。「JOY(ジョイ)」 とは・楽しみ(喜び)・ですし、「ジョイント(共有)」 の語呂合わせでもあります。すべての存在をつなげるヒーリング、人と人はもちろんのこと、この地球上のすべてとのジョイントであり、ひいては天と地をつなげることができるなら、それに勝る喜びはありません。楽しみ、喜びながら、すべてのものをひとつにする架け橋になれるヒーリングこそ至高のヒーリングと言えるでしょう。そして 「無条件の愛」 がすべての存在の内に開花して、ワンネスの世界が誕生することを目指します。どうぞ今後とも今まで通り、ご一緒に楽しみましょう。

ヒーリングの奥義は「全託する」こと

去る10月6日から9日まで、インストラクター養成セミナーが開催されました。今回も全国から大勢の仲間が集まり、ヒーリングを完全にマスターしようという熱気に包まれ、大いに盛り上がりました。毎年開催してきたインストラクター養成セミナーですが、今回は特に新技も盛りたくさんに披露しましたので、参加者にはとても満足していただけたのではないかと思っています。

私は、ヒーリングはいかに全託するかにすべてがかかっていると思っています。「全託する」とは、自分では何もできないと知ることです。そうすれば、ハイヤーセルフが働いてくださって、宇宙の中心から、そのパワーを注いでくださいます。ただそれだけのことなのですが、マインドの固まりである私たちにはなかなかできません。私自身13年間やってきて、これでいいと思ったことは一度もありません、何度も当たり前のように起きる奇跡も、起きるたびに私自身が子どものように喜んでいる始末です。ヒーリングの奥は深くて、とてもすべてを究めたとは言えません。生き続けるかぎり、発見の連続です。分かったことは惜しみなくお伝えするのが私流なので、これからもどんどんお伝えしようと思っています。次回はいつ開催するか決まっていませんが、古い人も新しい人も、よかったらご参加くださいね。

「内的成長と貢献」がカギ

10月はもうひとつ大きなイベントがありました。それはインドのバガヴァンの高弟アーナンダギリ氏が来日し、19日から22日までイベントを繰り広げたことでした。この原稿を書いている時点(10月10日)では知る旨もありませんが、アーナンダギリ氏の話はきっと、参加者すべての意識を向上させたことでしょう。手元にカルキセンタージャパンがディクシャ講師向けに送付しているメルマガがあります。その中に同氏がロシアで行った際のレポートが掲載されていました。その中にとても深い気付きを与えてくださった話がいくつかありました。その中でも特に私にとても耳の痛い話がありました。「内的成長と貢献」という話です。氏は、「ほとんどの人がa、自分の身の回りの安心感と、将来に対する安定性。b、人生の絶え間ない変化。c、認められること、社会的に重要な人物となり、自分の功績に賞賛を集めること。d、どうしたら他人から愛情を獲得できるか、その方法のいずれかを探し求めてきたはずだ」
と言います。しかしながら「今こそ内的成長と貢献を目指して内的な道へと向かうべき時」なのだそうです。前述に囚われてしまうと、人生においてそこから進むことができなくなってしまい、ゴールデンエイジムーブメントに貢献できる可能性が少なくなってしまうとのことでした。さらに、「精神性とは幸福に関するものです。もしもあなたが本当に幸せなのだとすれば、あなたはスピリチュアルであり、人を愛することができ、人と何かを共有することができるのです。自分に対して、無理矢理に愛を感じるように仕向けることはできません。それは内的成長によってのみ自然に生じるものだからです。前へと進み自然と幸せになっていくためには恩寵ないし聖なる手助けがなくてはならないのです。小さな子どもは、そのままで自然と幸せですね。それと同じです」

「地球の将来は人類の意識レベルにかかっているのですが、それはハートの開花と深く関係しています。『自己』というものは病気そのものです。つまり、人と人との間に不和と争いを引き起こすのです。この状況を変えるためにはハートを開花させるしかありません。この地球を破壊し続けるのか、それとも責任を持って内的成長と貢献の道を歩むのか、今、私たち人類は岐路に立たされています」

私自身の内側を見れば、a、b、c、d、すべてに当てはまる自分をすぐ発見できます。ディクシャにしろ、ヒーリングにしろ……。あるがままの自分をごまかさず、誠実に付き合っていこうと思います。

(合掌)