2006年1月号
今年は人類史上始まって以来の
大量の「悟り人」が誕生する

NPO法人JOYヒーリングの会理事長・ヒーラー
中西研二(ケビン)

決断意思統一される年になる

新しい年が明けました。新年という響きにいつも清々しさを感じます。日本人のほとんどは、元旦のご来光をとてもありがたがり、山に登り、海に出てそれを仰ぎます。皆さんはどこでご来光を仰ぎましたか?

さて、今年は私にとってヒーリング活動13年、ディクシャ活動2年目の年ということになります。お陰様でヒーリングした人数が延べ10万人を迎え、ディクシャも9千人を超えたところです。たくさんの方々に出会えたことは、この人生の財産です。本当にありがとうございます。ここまでやって来れたのは、全国で読んでくださるボランティアのお世話係の皆様のお陰です。心から感謝しております。

『中西ヒーリングの会』も会員数を大きく伸ばしました。この会が発足したのが1998年12月でした。その時点では約2千世帯、4千人程度のスタートでしたが、昨年12月には4千世帯を突破、会員数も7千人を超えました。これは明らかにディクシャ人気がもたらしたものと思います。それにしても大きくなったものだなあと他人事のように驚いています。

しかも、各会場に来られる新しい人の数はどんどん増え続けています。東京はもちろん、大阪、名古屋などの大都市を中心にその傾向がありますが、それ以外の地域でも新しい人がどんどん来てくださっています。ありがたいことです。それに伴って新しい会場も増えてきました。昨年からは上越、静岡、札幌、つくばが加わってきました。今年はできるだけたくさんの地域をさらに回っていきたいと思います。それに伴って既存会場の見直し等をしようと思っています。何年間も毎月のように伺っていた所が隔月になったりするかもしれません。今まで長い間お付き合いいただいた方々にはもしかしたらご立腹される方もいらっしゃるかもしれませんが、一人でも多くの人に黄金時代の到来を一刻でも早くお伝えしたいのです。そしてディクシャを体験していただきたいのです。どうかそこのところをご理解下さるようお願いいたします。

ところで今年は昨年7月26日を元旦とする『13の月の暦』で見ると、7月24日までは「黄色い宇宙の種の年」で、種蒔きをして耐え忍んで超越する年です。7月26日からの「赤い磁気の月の年」は浄化を伴った新しい13年の流れがスタートし、決断意思統一される日という流れになるそうです。

これをゴールデンエイジ・ムーブメントの流れに合わせてみると、今年はもっとダイナミックな動きになりそうです。実際、種蒔きは続いています。さまざまな形でそれが広がりつつあります。私自身の活動もさらに新しい人々へお伝えする機会がどんどん増えていくことは間違いありません。ワクワクするほど嬉しいことです。

最近見たDVDの中でバガヴァンが語っているのですが、人は「光の存在」だと。つまり、真の人間ならば光になるというのです。映画「マトリックス・レボリューションズ」の中で、ネオがエージェント・スミス一色になった世界の中で戦います。そしてネオも敗れ「すべてが一つ」になった瞬間、世界すべてが光の中に消えていきました。あるいは映画「パウダー」の主人公も、雷に向かって走り、稲妻に打たれて、光となって消えていきました。

自分があるかぎり不幸は続く

この光になるとはどういうことでしょう。私自身もまだ光になっていませんから語る資格はありません。ただ「光の存在」というのには憧れる感覚はありますね。

バガヴァンは内側のさまざまな問題でも、外側の人間関係上の問題でも「味わうこと。よく見ること」と言います。さらにこんな言い方もします。

「あなたが在るかぎり、不幸が続きます。つまりあなたイコール不幸なのです」

これらを統合すると、すべての源はすべて内側にあり、それと闘っても、その闘いに終わりはなく、果てしない。しかい、それを味わい、見ることによって「喜び」に至る、ということでしょうか。マトリックスのネオはそれを体験したのでしょう。パウダーの青年は、光の国へ帰っていったのです。

私たちは常に他者との違いばかりに目が行きます。そして孤独を感じ、守るべきエゴを意識します。そしてそれを美化し、問題の本質から逃れてしまいます。私たちの人生では、いつも問題をちゃんと見ず、そこから逃れ、無意識の中に隠してきました。したがってマインドはますます強大になってきたのです。

でも、もうそれはおしまいです。ディクシャが解決してくれます。この強大なマインドに風穴を開けてくれます。今まで隠されてきた無意識も表に現れてきます。ですからその時、裁かず、判断せず、ただ見るを味わうことのようです。そうすれば、さらに深い悟りのプロセスが進行していくようです。

私も今それと真摯に取り組んでいます。すると私の内側がいかにドブのように汚いかが、よく分かりました。私はヘドロそのものだ、そう思った瞬間、理由もなく喜びが湧いてくるのです。

すべての問題をそう捉えていると、他人事などひとつもなく、すべては自分の中で起こっていることに気づきます。そうしたら、何を見てもすべてが愛おしくて仕方なくなってきました。

と同時に内側ではどんどん静寂が広がります。日々の生活が楽しくて仕方ありません。ただただ感謝でいっぱいです。今年は人類史上始まって以来、大量の悟り人が地上にあふれる年になりそうです。

(合掌)