2006年7月号
ワンネスとは
他者を完全に体験すること
―インドからのメッセージより

NPO法人JOYヒーリングの会理事長・ヒーラー
中西研二(ケビン)

大盛況に終わったディクシャの会

去る6月9日に行われた「アンマ&バガヴァン御結婚記念―200人のギヴァーによるディクシャの会」は、文京シビックホールに1600名を集めて、大盛況のうちに終わりました。

会場には北海道から沖縄までたくさんの人が詰めかけただけでなく、海外からもこの日に合わせて来日された方もいて、始まる前からすごい熱気でした。ご参加くださった皆様、本当にありがとうございました。

こういう会を企画してみて、いつも思うことは、たくさんの方々の協力があって初めてできることなんだなぁということです。今回も本当に大勢の人の協力がありました。まず、呼びかけ人を快く引き受けてくださった方々にはどれだけ勇気をいただいたか、感謝し尽くせません。それから、会場にこられた方々にはお分かりいただけたと思いますが、プログラムの全体構想と演出、その上バックを彩った素晴しい映像を作り、さらに当日の舞台監督まで引き受けてくださった小熊峰久様には本当にお世話になりました。彼は口には出しませんが、当日までどれだけ時間を割いてくださったか分かりません。ほとんど徹夜状態の日々がかなり続いたことでしょう。頭が下がります。ただただ感謝です。

それから今回は蓮の花がシンボルのようになりました。当日もたくさんの蓮のオブジェが舞台を彩りましたが、これは伊東謙介さんが作ってくださいました。華やかで品のいい素敵な舞台になったと感じたのは私一人ではなかったはずです。伊東さんことケンケンにも心から感謝しています。

また出演者も素晴らしかった。さすがプロと観客全員を唸らせた植田チコちゃんの踊り。太古の昔にタイムスリップしたような感覚を与えてくれた、ファミリーで演奏してくださった中嶋さんの演奏。司会をしながら手作りオルゴールで歌ってくださった臼井則孔さん。いずれも素晴らしいの一言でした。本当にありがとうございました。そうそう、素敵な衣装で登場した影アナの江口春美さんにも感謝です。

まだまだいます。当日50人以上の人たちがスタッフとして手伝ってくださいました。本当なら一人ひとり名前を挙げて御礼しなければならないのですが、ご了承ください。本当に本当にありがとうございました。そして何よりも当日参加くださった230名にも及ぶディクシャギヴァーの皆様にはお世話になりました。ありがとうございました。

あなたの中にわたしを、わたしの中にあなたを

さて、ご参加くださった皆様はいかがだったでしょうか。終わった直後から、「とてもいい会でした」とか「素晴らしいエネルギーが流れていました」とか、嬉しい感想が数多く寄せられています。私自身、会場の中に流れたエネルギーに圧倒されました。菊池静流さんの誘導で行われたワラディクシャの効果はすごく、終わった直後から叶ったという報告が続出でした。松田敏彦先生の誘導により総勢230名のギヴァーの皆さんが心を合わせた「悟り」のディクシャでは、会場中が大騒ぎとなりました。笑い続ける人、号泣する人、激しい感情が滝のようにあふれた人など、予期せぬ出来事に唖然とするばかりでした。初めての人には何が何やら分からない不思議な世界に見えたはずです。肉体がマインドから解放されて自由になった状態で、感情の解放が起きているんですね。初めての人でも笑い出した人、涙が止まらなくなってしまった人など数多くいらっしゃったようです。

去る3月6日、インドでバガヴァンにお会いしたとき、このイベントの話をしたら、「私のしてほしいことはそういうことです。たくさんのギヴァーが協力して会を開くと、とても大きなエネルギーを流すことができます。当日、私はその会場に行きます」と言ってくださいました。それはまさにバガヴァンのエネルギーが強力に働いた結果だと思います。

今回準備段階からずっと見てきて思ったことがあります。私もこれまでたくさんのイベントをやってきましたが、今回の人が一番楽しそうにやってくださいました。これもアンマ&バガヴァンの恩寵があったからでしょうね。一人にディクシャをすることは、10万人のカルマに影響を与えるといいます。1600人ということは1億6千万人に影響のあるディクシャだということです。一部では6月に震度8以上の大地震があると予測が流れています。奇しくも6月10日に大分県を震源地とした震度5の地震がありました。さらに北海道でも震度3が。皆さんはこれを前兆ととらえますか? それとも大地震が小さくなったと思いますか? 私は大地震の心配はまったくないと思っています。この原稿が皆さんに読まれるときには結論が出ていますね。

ところで6月9日のイベントの最大のテーマは「人間関係を整える」、ということでした。この日にちなんでインドのアルピタダーサジ(お弟子さん)を通してワンネスユニバーシティからメッセージが届いています。その中の要旨をお伝えしますね。

「ワンネスはまず家庭から始まります。人々は自分が他者とは別個の存在のように思っていますが、本当は存在するものはすべて分離不可能なものです。アンマ・バガヴァンはワンネスとは他者を完全に体験することだと言っています。あなたは宇宙の中心なのです。自分の心の中にある悩み、苦しみ、恐れ、温かい愛に対する飢えと渇望、孤独感、あるいは幸福感や喜びといったもののすべてを見つめ、体験していくと、それらとまったく同じものが他者の心の中でも起きていることに気づくことでしょう。自分に対して他者があるというのは幻想なのです。それを知ることが一体感の始まりです」

これからは、あなたの中にわたしを、わたしの中にあなたを体験することでしょう。

(合掌)