最近話題の「ソマチッド」という生命体。病気に対して非常に優れた存在であるということ以外、世間ではあまりよくわかっていません。今回は、2015年にソマチッドに関する本をまとめた上部一馬氏に、ソマチッドの謎を解説していただきました。人類の救世主になるのでしょうか。

神の意志を宇宙の生命体に伝える
自然治癒力の源、ソマチッド

対談:上部一馬氏×中西研二

上部一馬(うわべ・かずま)●1954年岩手県陸前高田市生まれ。77年明治学院大学卒業。学研代理店勤務の後、92年(株)健康産業流通新聞社に入社。 多くの健康食品をヒットさせた。00年からフリーに。 03年健康情報新聞編集長兼任、人間ドキュメントをプロデユース。 代替療法、精神世界、環境問題、超常現象に精通。 主な著書:「難病を癒すミネラル療法」(中央アート出版社)、「ガン治療に夜明けを告げる」(花伝社)、「3.11東日本大震災 奇跡の生還」(コスモ21)、「世界文明の起源は日本だった」(ヒカルランド)、「巨大地震を1週間前につかめ」((株)ビオマガジン)、「超微小知性体ソマチッドの衝撃」(ヒカルランド)他多数。

中西研二(なかにし・けんじ)●1948年東京生まれ。NPO法人『JOYヒーリングの会』理事長。有限会社いやしの村東京代表取締役。新聞記者、セールスマンなどさまざまな職業を遍歴の後、1993年に夢の中でヒーリングを伝授され、以来23年間で21万人を超える人々を癒し続けている。また、2004年9月にワンネスユニバーシティでワンネスディクシャという手法を学び、以来、この手法を通して、多くの人々がワンネスの体験を得る手助けをしている。2012年2月には、日本人のワンネスメディテーター6名(現在は8名)のうちの一人に選ばれ、以降ますます精力的に活動している。長年のヒーリング活動が評価され、2015年に『東久邇宮記念賞』を、同年『東久邇宮文化褒賞』を受賞。著書に『そのまんまでオッケー!』『悟りってなあに?』『あなたはわたし わたしはあなた』(共にVOICE刊)がある。

血液中に発見された超微小生命体

中西 以前からソマチッドには興味がありましたので、ソマチッドに関する本を出されている上部さんに今回お会いできることを、大変楽しみにしていました。

ソマチッドというのはとても不思議な存在ですね。

上部 謎だらけです。赤血球の100分の1以下で、特殊な顕微鏡でようやく見えるほどの大きさです。そして細菌やウイルスとも違う「超微小生命体」です。

中西 それが私たちの体内にだけでなく動植物や、岩などの鉱物にも存在するのですね。

上部 2500万年前の貝の化石にも存在していました。その化石を塩酸で溶かしたら、なんと、生きた元気なソマチッドが現れたそうです。ソマチッドは何をしても死なない永遠不滅の存在です。

中西 私たちもその風化カルシウムを使ったサプリメントを作っています。「やぶから骨(ぼ)~ん」という製品です。

上部 そうですか。普通、骨粗しょう症は治らないのですが、この化石に含まれているソマチッドは骨密度を元に戻すことができるそうです。ですから、その「やぶから骨~ん」というサプリメントにも期待できますね。

位相差顕微鏡で赤血球の100分の1前後の生命体(ソマチッド)が観察できる

位相差顕微鏡で赤血球の100分の1前後の生命体(ソマチッド)が観察できる

ソマチッドは医学的に治らない状態と思われているものも元に戻す力があるし、焼いても、真空状態でも、人が死ぬレベルの放射線を浴びても死ぬことがありません。地球上の生命体の常識とはまったく違った存在なのです。

中西 ガンにも効果があるそうですね。

上部 もともとガストン・ネサンという生物学者が、特殊な超光学顕微鏡で血液を観察しているときに赤血球よりもずっと小さくうごめいている生命体を見つけ、それに「ソマチッド」と命名したのが始まりです。彼が観察していくうちに、ガン患者のソマチットは健康な人のソマチッドと異なった形態をしていることに気づいて、病気とソマチッドの関連性がわかったのです。

私も余命3カ月と宣告された方のソマチッドを見ましたが、やはり健康な人のものとは違う形をしていました。ほかにも乳がんの人のソマチッドは、殻を作ってシェルターのようにそこに逃げ込み、活動をやめている様子でした。体内環境が悪化すると、 このようにソマチッドが変型したりシェルターに逃げ込んだりしてしまうので、その結果免疫力が低下してしまうというのが、日本のソマチッド研究家の見解です。

高い効果があっても否定されてきたソマチット

中西 反対にソマチッドがたくさん存在していれば、元気でいられるということですよね?

上部 数名の日本のお医者さんが、ガストン・ネサンの研究所に見学に行ったときのことです。30年前にソマチッドを注入したラットの肉片が、真空状態に密閉されてあったそうです。その肉片は日の当たる窓辺に置いてあったそうですが腐ったり、ミイラ化することなく生きているようだったので、それを見た医師たちは、西洋医学の概念と次元が違うことに驚いたそうです。

中西 ガストン・ネサンが発見するまでは、存在が認識されていなかったのですね。

上部 実は日本にもガストン・ネサンが発見するよりも前に、牛山篤夫医師が血液中から微生物を発見しているんです。おそらくそれはソマチッドのことだと言われています。その微生物から薬を作ったのですが、出来た薬がガンにとても効果があって、いまの抗がん剤よりも治癒率が高かったのです。しかし抜群の治癒率があっても「メカニズムがわからない」との理由から否定され、迫害されてしまいました。

中西 もったいないことですね。前からソマチッドは人間の体を解明するのに大きなカギになるのではないかと言われていましたから、これからますます解明されていくといいですね。

上部 千島学説という、従来の医学界の常識を覆す学説がありまして、それは、あらゆる組織細胞は赤血球から分化するというものです。ところが赤血球にはDNAもないし核細胞もないことから、そのようなことはあり得ないと否定されてしまったのです。でもガストン・ネサンの研究所ではソマチッドがDNAの情報を持っているという結論なのです。その結論が正しければ、赤血球により細胞組織が生まれるという理論は成り立つのですね。

中西 本の中にウサギを使ったDNAの実験のお話がありましたね。

上部 白いウサギと黒いウサギのソマチッドを入れ替えた実験ですね。皮膚を切り取って移植したら毛が灰色になったのです。髪の毛の色はDNA情報により決まりますから、ソマチッドはあきらかにDNA情報を持っていることがわかります。そして「血液を浄化するとあらゆる組織細胞は生まれ変わる」という千島博士の学説も成り立つのです。この学説は代替医療の分野で支持を受けています。

「まもなく病気がなくなります」

『まもなく病気がなくなります!超微小《知性体》ソマチッドの衝撃 医学・科学・宇宙に革新的見解をもたらす重大な発見』 ヒカルランド/刊 上部一馬/著

『まもなく病気がなくなります!超微小《知性体》ソマチッドの衝撃 医学・科学・宇宙に革新的見解をもたらす重大な発見』 ヒカルランド/刊 上部一馬/著

中西 聞けば聞くほど今までの医学の常識を覆す存在ですね。ずばりソマチッドとは何者なのでしょうか?

上部 最新の量子力学の研究で、素粒子がテレポーテーション(空間で瞬間移動)してお互いの情報を交換していることがわかってきました。ソマチッドもその素粒子の性質と非常に似ているんです。ソマチッドはなんと知性も有していて、「だが」「しかし」「でも」などの否定の言葉を嫌います。そういう言葉をよく使う人の体内から逃げるようになり、反対に「ソマチッド、元気になれ~」と念ずれば、遠く離れた人の体も元気になります。情報をテレポーテーションさせているようなのです。

中西 そうなるとヒーリングなどもソマチッドが関係しているのかもしれませんね。

上部 体(エネルギー体)とソマチッドはお互い深く関与しています。ソマチッドが不死の存在なら、魂が永遠不滅の存在というのも理解できます。

これは私の直感ですが、ソマチッドとは愛と創造、進化融合の存在ではないかと思うのです。それは神の意志であって、宇宙の全生命体にソマチッドを与えることで、神の意志を伝えているのではないかと思うのです。

中西 愛と創造、そして進化融合。素敵ですね。「まもなく病気がなくなります」。これはご著書のタイトルですが、ソマチッドが元気であればずっと健康で天寿をまっとうできるというわけですね。

上部 病は気からといいますけど、そのメカニズムはソマチッドにあると思うのです。素粒子のようにテレポーテーションできるソマチッドは、人の意識情報を受けて活性化し、病気を治し元気にしてくれる。そうすればどんな病気もなくなるのではないでしょうか。

中西 今日は、お忙しいところありがとうございました。

(合掌)

「いやしの村だより」2016年4月号掲載