対談:新井郭之氏×中西研二『「ただ実践するだけ」酵素玄米を通して命を伝える』

最近では、メディアでも酵素の重要性が言われています。
いやしの村では15年以上前から、ケビンをはじめたくさんの方が食している「長岡式酵素玄米」。とてもなじみ深いので、「ようやく世間が追いついたか…」という感じがしませんか?
新井先生の40年にわたる全国を巡る講習会のおかげで、いま世界が「長岡式酵素玄米」に注目しています。

「ただ実践するだけ」
酵素玄米を通して命を伝える

対談:新井郭之氏×中西研二

新井郭之(あらい・ひろし)●1938年埼玉県生まれ。農家の5代目の後継者として生まれる。GLA(ゴット・ライト・アソシエエーション)の高橋信次先生のアドバイスのもと、長岡式酵素玄米の圧力釜を開発した長岡勝弥先生と出会い、以来、その普及をすべく全国行脚を続け、近年では要望に応え海外でも講習会を開催。
太陽の家 http://www.n-kousogenmai.co.jp

中西研二(なかにし・けんじ)●1948年東京生まれ。NPO法人『JOYヒーリングの会』理事長。有限会社いやしの村東京代表取締役。新聞記者、セールスマンなどさまざまな職業を遍歴の後、1993年に夢の中でヒーリングを伝授され、以来25年間で22万人を超える人々を癒し続けている。また、2004年9月にワンネスユニバーシティでワンネスディクシャという手法を学び、以来、この手法を通して、多くの人々がワンネスの体験を得る手助けをしている。2012年2月には、日本人のワンネスメディテーター6名(現在は8名)のうちの一人に選ばれ、以降ますます精力的に活動している。長年のヒーリング活動が評価され、2015年に『東久邇宮記念賞』を、同年『東久邇宮文化褒賞』を受賞。著書に『そのまんまでオッケー!』『悟りってなあに?』『あなたはわたし わたしはあなた』(共にVOICE刊)がある。

圧力釜の中で起こる原子転換

中西 新井先生は長岡式酵素玄米の講習で全国行脚されてからもう何年になりますか?

新井 かれこれ40年になります。

中西 40年! 大変な年月ですね。始められきっかけをあらためて教えてください。

新井 最初は農業をしていたのですが、妻が子宮がんを患って、いろいろ健康法を探していたのです。その中で、妻が知り合いから長岡式酵素玄米を教わってきて釜を持ち帰ってきたのです。その釜で玄米を炊く様子を見てびっくりしました。とんでもないことを知ってしまったと。すぐに開発された方に会いに山形まで行き、だんだんのめり込むようになったのです。

中西 その開発者が長岡先生だったわけですね。最近、酵素玄米が脚光を浴びるようになって、似たような方法で酵素玄米を作っていますよね。私もいくつか食べてみたのですが、やはり長岡式の酵素玄米は圧倒的に美味しいんですよ。

新井 子どもは正直で、美味しくないと食べません。長岡式は3歳より前の子どもが一番よく食べるんですよ。

長岡先生がおっしゃっていたことは、「物を食べるのじゃない。命を頂くのだ」ということです。酵素玄米の中には、お米の命の振動数が入っていますから。

中西 そうだと思います。見た目や作り方は似ているのに、他の酵素玄米には魂が入ってない感じなのです。簡単に作れることにばかり目がいって、新井先生がいつも言われる「美味しくなぁれ」という思いが入ってない感じなんです。長岡式には酸化もしないし、まったく別の食べ物になっていますよね。

新井 あの釜は、ただの圧力釜ではありません。あの中が真空状態になり、その瞬間にスパークして原子転換が起きるのです。それが他の釜と違うところですね。

原子転換が起きることによって釜内は生命が誕生(酵素)し、ご飯は酸化しないし、放射線を調べても全部消えています。

中西 それはすごい! ということは放射能汚染されたお米でもまったく問題ないということですよね?

新井 放射線量を測定してみたところ30ベクレルあったお米で、長岡式酵素玄米を作ってみたそうです。その後測定してみたら放射線量はゼロ。30時間かけて調べたけど、やはりゼロのままだったそうです。

あの釜の中で核融合が起き、原子が転換されるからそういうことが起きるのでしょうね。

世界で気づき始めた長岡式酵素玄米の威力

中西 私は長岡式酵素玄米を食べるようになってから、体がどんどん敏感になってきて、変なものを食べるとすぐ湿疹が出るんですよ。海外などに行っても、早く日本に戻って酵素玄米が食べたいと思うんです。

新井 先日もイギリスの方が釜を4台まとめて購入しましたよ。最近は世界中で酵素が注目されるようになりました。

中西 腸内環境を整えるのは酵素の働きによるものだということが明確になりましたからね。そのことを40年以上前から言い続けてこられた新井先生はすごいですよ。

新井 生きとし生けるものはみな酵素の働きによって活動しています。現代社会は、食品添加物や薬物などによって酵素が破壊されやすく、酵素欠乏症になります。そうすると病気になるので、酵素を体内に取り入れることで体質を改善するのです。だから酵素玄米を食べ続けると、いかに食事が大事かということがわかってくると思います。

酵素玄米で本来の自分に戻していく

中西 この家は本当にすごいですね(埼玉県川越市にある新井先生の自宅で対談)。

新井 この家も、もとは長岡先生が山形の古い農家の家を移築したものなのです。

中西 そうなんですね。すごく空気が澄みわたっていて気持ちがいいです。

新井 電位の調整をしているからエネルギーの通りがいいと思います。

この玄米と出会う前に、土地の電位を上げる方法を学んでいました。簡単に言えば、土地の持っているpH(ペーハー)と炭の持つpHで電位差を作って、エネルギーが流れるようにするのです。それに水や太陽の光も活用し、そうやって電位を上げてから3年ほどたって、いろいろなことが変わってきました。まず微生物同士が争わなくなった。いろいろな微生物が共存するようになってから、うちの梅の木から霊芝が生えてきました。それから家ネズミがたくさんいたのに一切いなくなりました。病気もしなくなるし、実際そうやってエネルギーの循環がよくなると、本来の健全な姿に戻っていくのだということを体験させてもらいました。

中西 先生は酵素玄米を使って体内の循環をよくしようとしているわけですから、土地のエネルギーの流れも、それと同じことだとわかったのですね。

新井先生が丹念に全国を歩かれたおかげで、日本中で「長岡式酵素玄米を食べている」という話を聞きます。本当に素晴らしい業績だと思います。

いまお米を「モノ」として生産し消費する傾向にありますね。そういうものと比べてみると、先生のされていることは「命」としてのお米を酵素化し、その命を頂き、本来の自分の心身に戻っていく。そういう方法も含めて、多くの人が忘れてしまった「本来の生命のあり方」を啓蒙し、普及していくことですね。それが半世紀近く経て、ようやく世の中に定着してきたわけです。それはとてもすごいことです。

新井 私の原点は、食べている方がいらっしゃるから全国を回るだけです。いまのような経済中心の世の中だと、本来の命のあり方を説明しても受け入れる余地がありません。だから私のできることはただ実践することだけです。たまに「長岡先生の喋り方や声にそっくり」と言われることがあります。

自分では気づきませんでしたが、喋っているつもりでも本当は自分ではないのかもしれないなと思うことがあります。そうなるとやはり、ただ実践することだけが自分にできることなのだと気づかされました。

中西 ただ健康にいいというだけではなく、長岡式酵素玄米は美味しいですからね。

新井 美味しいというのは感謝の気持ちですからね。

中西 79歳で、こんなに住みやすい家と美味しいご飯。もうここでじっとしていてもいいんじゃないのかと思うけど、体が突き動かされるのでしょうね。これからの活躍も応援しています。

今日はお忙しいところありがとうございました。

(合掌)

「いやしの村だより」2018年2月号掲載

参考リンク:新井先生の講習会のお知らせ いやしの村東京講習会2/28(水)13:00~